平成30年度「職業実践専門課程等を通じた専修学校の質保証・向上の推進」
Ⅰ.教職員の資質能力向上の推進(ⅱ)教職員研修プログラムの構築
事業実施の成果目標

平成30年度

  1. 「ICTを活用した先進的・効果的な教授法・学習法の基本的知識と技術研修」の開発に向けた情報収集を行い、カリキュラム・シラバスや教材等といった教育プログラムに必要な要素について開発を着手する。
  2. 「職業教育における学習評価研修基礎編(評価の基礎知識習得)および応用編(評価の実践-実習における評価-)」の開発に向けた情報収集を行い、カリキュラム・シラバスや教材等といった教育プログラムに必要な要素について開発を着手する。 
  3. 成果の共有
    平成30年度事業の進捗について中間報告会を開催するとともに、ホームページから情報を発信する。

3年間を通じた成果目標

  1. 職業実践専門課程における研修実態を調査し、専修学校教員に必要な研修を抽出する。
    平成29年度に実施した調査結果は以下の通り。
    学校教員にとって必要性の高い研修
    • カリキュラム編成に関する知識
    • 学級運営や集団づくりなど効果的な授業を行うためのスキルについて学ぶ
    • 学習状況を把握し、適切に評価するための知識やスキルを高める
    • 学校運営、学科運営に必要な知識やスキルを学ぶ
    • 学校にかかわるステークホルダーとのコミュニケーション・連携・対応方法を学ぶ
    • 入学から卒業までの学生生活や学習状況に関する情報を習得・管理し、学生募集や中退学要因の解明、教育の質を保証していくための知識やスキルを学ぶ
    • 自校の職員の指導力向上に向けた課題等を把握し、必要な研修を企画設計するための手順や、必要な知識やスキルを学ぶ
    現在実施されている校内外研修に対する課題意識
    • 研修で学んだ内容が現場に還元されにくい
       →実践への還元を想定した研修形式の工夫、研修から得られる成果の明示
    • 研修に派遣する人員・時間の確保が難しい
       →対面・場形式以外の研修実施の在り方の検討
  2. 平成29年度の調査結果を踏まえ、「ICTを活用した先進的・効果的な教授法・学習法の基本的知識と技術」を学ぶための研修プログラムを開発する。
  3. ②と同様に、「職業教育における学習評価に関し評価の基礎知識(基礎編)および(実技)実習における評価の実践(応用編)」を学ぶための研修プログラムを開発する。
  4. 開発した研修を継続的に実施するための仕組みを構築する。
  5. 成果の共有
    事業成果を公開するためのホームページを開発し、情報を発信する。