学習評価研修プログラムの概要
専門学校教育の質保証・向上として教員が持つべき能力は、指導計画・授業計画の作成、適切な授業実施・評価等の能力を兼ね備え、個々の教員が自律的に授業を改善していく能力を身に着けることである。
これら能力の中で、職業教育に特化した「学習評価」教員研修プログラムは、各学校からのニーズこそあれ、実施されていない現実がある。
こうした中、本事業は、職業実践専門課程にふさわしい教員の資質向上の観点から、優先的な課題として「学習評価」を位置づけ、実習系科目の適切な成績評価を行うにあたり、各科目ごとの水準に達しているかどうかの客観的基準に基づく適切な指導計画・授業・成績評価を行うことができるよう、授業評価(学習評価)の研修分野横断的な教員研修プログラムを開発・実施し、専門学校教育の質保証・向上の仕組みづくりの一端を担うとことする。
基礎編
到達目標:専門学校教育の専門家として不可欠な、専門学校教育における「評価」に関する基礎的な知識を獲得する。
規模:3時間程度
方法:レクチャー形式
内容:評価の概論(一般的な「評価」について)、専門学校教育の特徴と「評価」
成果物:
- 教育指針、シラバス、カリキュラム
- 教材
- 指導書
- 評価基準
応用編
到達目標:職業教育の中の実習における学習評価のあり方を理解し、それを実践することが出来るようになる。
規模:6時間程度
方法:レクチャー形式
内容:評価の概論(一般的な「評価」について)、専門学校教育の特徴と「評価」
成果物:
- 教育指針、シラバス(平成30年度に開発)
- カリキュラム(平成31年度に開発)
- 教材(平成31年度に開発)
- 指導書(平成31年度に開発)
- 評価基準(平成31年度に開発)