令和4年度「職業実践専門課程等を通じた専修学校の質保証・向上の推進」
(ⅲ)教員研修プログラムの構築
ガイドラインの実証体制

作成するガイドラインの実証体制

1.ガイドラインの実証

検証体制 本事業に参画する専修学校の各エリア実施
手法 ガイドラインに則り、全ての工程を実施予定
対象者 職業実践専門課程の医療事務学科(コース)の在籍する1または2学年生
人数 1校につき10~20名程度で実証
実施時期
  1. 平成29年度に、事業推進委員校のうち5校で実施
  2. 平成30年度に、事業推進委員校のうち3校で実施
  3. 平成31年度からは、本会に参画している専修学校全体で実施予定
期間 1~6か月程度(事前から事後まで含む)
関与度合 参画校は、職業実践専門課程の医療事務学科を設置していることから、職業実習設計段階、事前学習、実施、事後学習のすべての工程において関与する。

2.教育効果の高い病院実習を行うために

学校教育カリキュラムへの導入に当たっては、病院実習における、時間的、空間的、仕事の質量、学びの質量、事前学習のあり方、事後学習のあり方、結果に対する評価等の多義的な事項について、 病院と学校、学校と学生、病院と学生の合意が必要であると考える。

本事業は、こうした多面的な事項に関するガイドラインを作成し、各エリアにおいて教育効果の高い病院実習プログラムが企画・実施できる体制を作ることを目的としている。また、 中小の医療機関等においては、病院実習をするにあたり、負担とメリットの整理が付いていないために、病院実習自体に対する理解が進んでいないことがある。多くの小規模医療機関では、 人材育成プログラムが用意されていないこともあり、受け入れの負担が多いが、このガイドラインによる受け入れにより学校側からの育成プログラムの支援を受けながら、人材育成モデルを体験し、 その後活用できると想定している。これらについては、学校・病院連携のあり方を整理し、理解を求めることとしている。

また、これらを実施するにあたり、本会は教育編成委員会等により病院連携が進んでいる医療事務系の職業実践専門課程設置校が調査・開発の委員として参画しており、 本事業により開発するガイドラインをそれぞれの地域で実際に実施し、その内容を委員会の場において検証して行くこととしている。

さらに、これらの情報をもとに、本会全体に情報共有を行うための機関を設けることや、本会以外の学校に対しても、広く情報を共有するための説明会の開催やホームページによる情報提供とフィードバックが出来る体制を整備する。

実施体制

専修学校 専門学校岡山情報ビジネス学院
YICビジネスアート専門学校
国際ビジネス公務員大学校
中央情報経理専門学校
富山情報ビジネス専門学校
その他機関 専門学校岡山情報ビジネス学院
 医療法人創和会 しげい病院 他
YICビジネスアート専門学校
 阿知須同仁病院 予定
国際ビジネス公務員大学校
 公益財団法人湯浅報恩会 寿泉堂綜合病院 他
中央情報経理専門学校
 医療法人社団美心会 黒沢病院 他
富山情報ビジネス専門学校
 特定医療法人財団五省会 西能病院 他

実施方法等

実施期間 実施方法:
  1. 1年後期から就業体験型実習(数日から2週間)
  2. 業務補助実習型実習(1週間から2週間程度)
学習内容:クリニック(診療所)で学習目標を設定
事前学習:10~12月
実習期間:12~2月
事後学習:1~3月上旬