平成30年度「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」
医療事務における効果的な連携事業を行うためのガイドラインを作成
事業概要

事業の趣旨・目的について

医療関係分野の就職を目指す学生にとって、企業(病院)との連携となる実習(インターンシップ)はとても重要であると考える。しかし、医師や看護師といった医療従事者に対する実習内容や方法は、厚生労働省の養成施設としての指導によりほぼ確立した感があるものの、医療事務を目指す学生の実習受け入れは、各医療機関の考え方で実施されているのが実情である。同職種では、派遣人材から常用雇用まで多様な働き方があり、また就業先も大規模病院から小規模診療所までと組織体も多様であり、求められる専門スキルも、レセプト、医療経営、医療情報技術、医療ホスピタリティと多様なものと推測される。

  1. 上記の背景から、各地域で行われている医療事務分野の企業連携の実態を調査し、その結果を元に、人口30~80万人程度の地方大都市圏を主とした地域および職種から見た汎用性と特異性のある企業連携を類型化した上で、学習と実践を組み合わせて行う効果的な企業連携を促し能動的な学修成果を高めるための(共通・個別)ガイドラインを作成する。
  2. また、本事業の成果物であるガイドラインを、当会の強みを生かし全国各地に周知することにより、企業連携を促し、医療事務分野におけるアクティブラーニングによる教育の質保証・向上に寄与する取り組みである。